ローンブローカーとは

不動産ブローカーの他に ローン(こちらでは一般的にモーゲージ)ブローカーというものがあります。Mortageとは担保付きの融資ということです。 住宅ローンは銀行で借りると思われていますが、このローンブローカー(モーゲージブローカー)が住宅購入の際に重要な役割をしますが、一般的によく知られていないため怪しげ高利貸しと誤解されがちです。

リーマンショック前には、返済不可能な借り手に無理なローンを組ませて、理不尽な手数料を請求するジャンクローンを発行していたところもありますが、これはもゲージブローカーに限らず、大手銀行もやっていましたので、一概にモテージブローカーだけを責められないところもあります。 リーマンショック以降、破産する人が増えアメリカ経済に大きな影響を与え、政府が資金投入して救済するということで金融機関の破産はおさまりました。

これに加えて、ローンオフィサー、ブローカーに対してもこれまで不動産ライセンスだけで営業できたのがローン取扱のライセンスNMLS(National Mortgage License System)の取得が義務つけられました。これは銀行でローンを取り扱う担当者にも義務つけられています。

銀行の融資とモーゲージブローカーとの違いを簡単に言えば、銀行はその銀行の小売店、もげージブローカーは卸業者と小売店を兼ねている、といった方がわかりやすいかもしれません。例えばA銀行で融資を受けるために銀行に行って手続きをするとその銀行の融資商品しか選べません。 銀行の場合借り手の審査基準が高いので、その銀行で最終的に融資が受けられないということになると、また一から別の銀行に行って融資手続きをしなければなりません。

一方モーゲージブローカーの場合は、かA,B,C,D,..と100社以上の銀行、住宅ローン専門の金融機関などの金融商品が取り扱えますので、借り手の審査基準にあった融資先を選んでくれます。 何と言っても不動産購入はローンが組めるかどうかが一番の決め手になります。 銀行のシステムとローンの担当者によって購入がスムーズにいくかどうか左右されます。一般に金利の低さだけを追ってその金融機関に申し込みがちがバイヤーさんが多いですが、どこの誰を使えばスムーズにいくかというのはベテランのリアルターならよく知っていますので、まず相談することをお勧めします。 

私どもから見てこの銀行だけは、あの担当者だけはやめてほしいというのもあります。

過去にA銀行で融資を受けたお客様のケースですが、窓口担当者は書類を集めるだけで、そのあとは知らん顔、書類は別のセクションに送ったから直接どうなったか問い合わせてくれとの回答。それでそのセクションに電話してあれこれ状況を質問しているうちに、書類をニューヨークに送ったから、今後はニューヨークに電話して状況確認してくれと、お客様は

たらい回し。不動産購入には契約上の締めがあるので、何に日までと言っても各担当者は全く気にしていない。 それで最終的にオリジナルのローン担当者のところに書類が戻ったということで、連絡してみたら、バケーションで不在。クロージングは数日後という事態。

このA銀行は後で他のリアルター仲間に聞いてみたらやはり最悪だったと、けっこう泣かされているお客様が多いよいうことがわかりました。モゲージブローカーの場合はローン担当者が最後まで窓口になってカスタマーケアーをしていますので、たらい回しにされるということはありませんし、もしB銀行のローンの手続きをしているうちにローンがおりそうにないとわかったらC銀行にその場で帰られますので、選択種はあります。


不動産購入をと考えられている方は、リアルター相談されて、数人のローン担当者、を紹介してもらうことをおすすめします。



高橋初未の米国不動産とサンフランシスコ不動産

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